ヨーロッパ

世界の言語で0から10まで数えてみようのコーナー。

 

今回はヨーロッパ編です。

 

前回のアジア編は下のページからどうぞ。

 

参照:世界の言語で0~10まで数えてみる【アジア編】

 

ヨーロッパはアジアほど広くはありませんが、中南米、アフリカ、アジア、オセアニアなど世界各国でその言語が話されており、その影響力はアジアの各言語に引けを取りません。

 

ヨーロッパ

 

言語紹介

それでは早速言語の方を見ていきましょう。

英語

まずは、我々日本人にとって最もなじみ深い言語の英語です。

 

イギリス、アメリカ、オーストラリア、南アフリカなど様々な地域で話されている、まさに世界的言語です。

 

数字 英語 読み方
0 zero ゼロ
1 one ワン
2 two トゥー
three スリー
4 four フォー
5 five ファイブ
6 six シックス
7 seven セブン
8 eight エイト
9 nine ナイン
10 ten テン

 

英語は世界的に話者も多く、最もメジャーな言語というイメージがありますが、二十世紀初頭まではフランス語が世界の外用語として使われていました。

実際、英語にはフランス語起源の単語が数多く存在しています。mountain(山)、river(川)、fruit(果物)といった単語がその代表例です。

ドイツ語

続いてドイツ語です。

 

ドイツ語はゲルマン語族に含まれ、英語と同じ起源を持っています。

 

数字 ドイツ語 読み方
0 null ヌル
1 eins アインス
2 zwei ツヴァイ
drei ドライ
4 vier フィーア
5 fünf フンフ
6 sechs ゼクス
7 sieben ズィーベン
8 acht アハト
9 neun ノイン
10 zehn ツェーン

 

ドイツ語は発音がカッコイイですね。

 

ドイツ語はドイツ以外でもリヒテンシュタインやオーストリアの公用語として使用されている他、スイスでは全人口の65%に使用されています。

オランダ語

続いてはオランダ語です。

 

オランダという国名は知っていますが、オランダ語で数字と言われるとあまりピンとこないのが正直なところです。

 

数字 オランダ語 読み方
0 nul ヌゥ
1 een エン
2 twee トゥウェイ
drie ドゥリ
4 vier フィア
5 vijf ファイフ
6 zes ゼス
7 zeven ゼイブン
8 acht アフトゥ
9 negen ネイフン
10 tien ティン

 

オランダ語は、英語とドイツ語と起源が同じゲルマン語族です。

 

アルファベットはドイツ語に近く、読み方は英語に近いという印象です。

 

ビール、オルゴール、ランドセルなどはオランダ語が由来です。

スペイン語

続いて、南アメリカの覇者、スペイン語の紹介です。

 

スペイン語はローマ字読みで発音ができてしまうので、日本人からしても発音がしやすい言語になります。

 

また、文法の自由度も英語などに比べると高く、主語、動詞、目的語の順番を入れ替えても意味が通じます。

 

数字 スペイン語 読み方
0 cero セロ
1 uno ウノ
2 dos ドス
tres トレス
4 cuatro クアトロ
5 cinco シンコ
6 seis セイス
7 siete シエテ
8 ocho オチョ
9 nueve ヌエベ
10 diez ディエス

 

一番有名なのはカードゲームのウノですかね。

 

残り一枚のときにウノと宣言するルールがありますが、あれはスペイン語で1を意味していたわけです。

 

他にもモンスターハンターシリーズの2はドスと読みますが、これもスペイン語に由来しています。

ポルトガル語

続いてはスペインのお隣、ポルトガルではなされているポルトガル語です。

 

使用者の数で行くと、ブラジル人が圧倒的な数を占めています。

 

数字 ポルトガル語 読み方
0 zero ゼロ
1 um ウン
2 dois ドイス
três トレス
4 quatro クァトロ
5 cinco スィンコ
6 seis セイス
7 sete セッチ
8 oito オイト
9 nove ノーヴィ
10 dez デス

 

その昔、キャプテン翼というサッカー漫画でポルトガル語とスペイン語はほぼ同じ、ということを学んだのですが、数字だけを見ても確かに似ていますね。

フランス語

続いてはこちらもメジャー言語、フランス語です。

 

フランス語はフランスで使用されているのはもちろん、アフリカの数多くの国で使用されているイメージがあります。

 

数字 フランス語 読み方
0 zero ゼロ
1 un アン
2 deux ドゥ
trois トロワ
4 quatre キャトル
5 cinq サンク
6 six シス
7 sept セットゥ
8 huit ユイットゥ
9 neuf ヌフ
10 dix ディス

 

フランス語は英語と同じで、書かれている文字と発音がいまいち繋がりにくいところがあります。

 

アン、ドゥ、トロワ、という文字の並びはなんとなくバレーのレッスンなんかで使われているイメージがありますが、実際にそうなのでしょうか…

イタリア語

続きましてイタリア語です。

 

イタリア語はラテン語を語源としていることから、フランス語、スペイン語などと似たような言葉になっています。

 

数字 イタリア語 読み方
0 zero ゼーロ
1 uno ウーノ
2 due ドゥーエ
tre トレ
4 quattro クワットロ
5 cinque チンクエ
6 sei セーイ
7 sette セッテ
8 otto オット
9 nove ノーヴェ
10 dieci ディエーチ

 

同じ語源と言ってもやはり各言語特色が出ており、イタリア語は日本語で言うところの「ッ」や「ー」が多い、陽気な印象を与えます。

ギリシャ語

続きまして、ギリシャ語です。

 

数学などでよく使われるギリシャ文字を使っています。一番有名なのはπですかね。円周率を表します。

 

ギリシャ語の数字には男性系や女性系が使われるものもありますが、今回は中性語のみの記載です。

 

数字 ギリシャ語 読み方
0 μηδέν ミデン
1 ένα エーナ
2 δύο ディオ
τρία トゥリア
4 τέσσερα テーセラ
5 πέντε ペンデ
6 έξι エークシ
7 επτά エプタ
8 οκτώ オクト
9 εννέα エンネア
10 δέκα デカ

 

8のオクトはオクトパス(英語でたこ)の語源にもなっています。

 

10のデカもデカメロン(ボッカチオの小説)などで使われていますね。

ロシア語

続いてロシア語です。

 

ロシア語はキリル文字という文字を使います。キリル文字の中でもロシア語に使われる33文字をロシア文字というそうです。

 

よく顔文字に使われているのを見かけます。дとかよく口に使われているイメージです。

 

数字 ロシア語 読み方
0 ноль ノーリ
1 один アヂン
2 два ドヴァー
три トリー
4 четыре チェティーリ
5 пять ピャーチ
6 шесть シェースチ
7 семь スェーミ
8 восемь ヴォースェミ
9 девять ヂェーヴャチ
10 десять ヂェースャチ

 

ロシア語はカザフスタンやキルギスで公用語に指定されている他、旧ソ連の各国でも使用されています。

 

隣国ではなされているベラルーシ語やウクライナ語とは非常に特徴が似ており、意思の疎通も可能なレベルです。

ポーランド語

次は、世界的に見ても難しい言語と言われているポーランド語です。

 

難しいといわれる要因は2つ、発音のややこしさと活用の多さです。

 

まず、活用の多さについて、ポーランド語では名詞の末尾が意味によって7種類に変化するほか、男性系、女性系、中性系の3つに分類されます。さらに、男性名詞は人間、生物、無生物の3つに分類されますし、単数複数でも活用をするのでかなり大変です。

 

発音のややこしさについては以下の表をご覧ください。

 

数字 ポーランド語 読み方
0 zero ゼロ
1 jeden イェデン
2 dwa ドゥヴァ
trzy トゥシェ
4 cztery チュテレ
5 pięć ピエンチ
6 sześć シェシチ
7 siedem シェデム
8 osiem オシェム
9 dziewięć ヂェヴィェンチ
10 dziesięć ヂェシェンチ

 

いかがでしょうか?

 

かなり複雑な発音をすることがわかるかと思います。

 

アルファベットに加えて独自の文字を使用しているのも発音を難しくしている要因の一つですね。

 

ポーランド語は、全部で32の文字を使って表します。

ハンガリー語

続きましては、ハンガリー語です。

 

ハンガリーという呼び名は英語の呼び名で、ハンガリーに住んでいる人たちは自らをマジャールと呼んでいます。

 

数字 ハンガリー語 読み方
0 nulla ヌッラ
1 egy エッジ
2 kettő ケットゥー
három ハーロム
4 négy ネージ
5 öt ウト
6 hat ハト
7 hét ヘート
8 nyolc ニョルツ
9 kilenc キレンツ
10 tíz ティーズ

 

ハンガリー語で使われている文字は、ポーランド語と同様アルファベットの上に補助記号がついています。

 

しかし、ポーランド語に比べて発音はしやすそうです。

まとめ

以上、ヨーロッパの言語で0~10を数えてみました。

 

ヨーロッパの言語はメジャーなものが多く、世界各地で話されている言語が多いのが印象的です。

 

また、様々な創作物の元ネタとなっていることも多く、探せばいくらでも出てくるのではないかなと思います。

 

今回紹介していない言語もまだまだたくさんあるのですが、今回はこの程度にしておきます。

参考文献・サイト

町田健(2008年)『言語世界地図』新潮新書.

ネイティブスピーカーの数が多い言語の一覧“ーWikipedia

ドイツ語の数字一覧、読み方、作り方のルールと例外“ーIrohabook

オランダ語で数字を言える?買い物など日常で使う数字の表現“ーTHE RYUGAKU

スペイン語の数字を覚えて日常会話に活かそう!“ーLangland

ポルトガル語の数字の数え方“ーブラジル・ポルトガル語会話講座

旅行の前に覚えたいフランス語数字~一覧表~“ーALFフランス語学校

イタリア語の数字を覚えよう…発音・読み方・数え方“ースペインイタリアくらぶ

ギリシャ語の基数詞(数字)“ーGreekNote

キリル文字“ーWikipedia

ロシア語の数字を覚えよう!0と1~100まで“ーRuuski

ポーランド語の数字の読み方 ゼロから百万の位まで“ーポーランドナビ

外国人にとってポーランド語習得が難しい、その理由“ーPoland Life/東欧見聞録

ポーランド語アルファベット“ーWikipedia

ハンガリー語会話集“ーウィキトラベル