手錠

学生時代、テストになると聞いてもいないのに「全然勉強してないんだよね~どうしよう!」と言ってくる人がいなかっただろうか。

 

あるいは、いざ勉強を始めようとすると、机の上が整理されてないことに気づき、普段はやりもしない整理整頓を始めた経験は?

 

これらはすべて、私たちの無意識が取る言動でセルフハンディキャップと呼ばれている。

 

手錠

 

セルフハンディキャップとは

セルフハンディキャップというのは2つの単語からできている。「セルフ」と「ハンディキャップ」だ。

 

「セルフ」はセルフガソリンスタンドや朝食のセルフサービスという言葉に使われるように、「自分自身で」ということを意味する。

 

「ハンディキャップ」はいわゆるハンデのことで、自分の立場を不利にする設定のことを意味する。

 

これらの二単語が組み合わさっている「セルフハンディキャップ」とは、要するに「自分自身で状況が不利になる状況をあえて作り出す」行動のことを指す。

なぜセルフハンディキャップをするのか

なぜわざわざ自らハンデを課すのかというと、一言で言ってしまえば言い訳のためである。

 

「全然勉強していない」ということにしておけば、失敗して当たり前、成功すれば勉強していないのに成功してすごい、とどっちに転んでも優秀なように見える。

 

しかし、これを他人事として冷静に眺めてみたとき、どんな感想を抱くだろうか? おそらく、「なんかダサいな」というのが率直な感想なのではないだろうか?

 

事実、このセルフハンディキャップを課してみたところで、自分の成長につながることはない。

 

そして、ここからが大事なのだが、このセルフハンディキャップは決して他人事などではなく、油断すると誰もがしてしまう可能性のある現象なのだ。

 

人間は誰しも、特別になりたい、有能にみられたいという欲求を持っている。この欲求自体は誰もが持っているため悪いものではないのだが、なかなかこの事実を実感するのは難しい。

 

残念なことに、私たち人間はどこまでいっても人間に過ぎず、特別に見えるあの人も実際は私たちと変わらない普通の人間なのである。

 

しかし、私たちは特別でありたいという欲求に負けてしまい、手っ取り早く特別になれる方法を取ってしまう。それが、セルフハンディキャップなのだ。

 

つまり、私たちが特別になりたいという欲求を持っている以上、セルフハンディキャップという手段を選ぶ可能性は常に存在しているということだ。

セルフハンディキャップ対策

このセルフハンディキャップという手段を取らないために、まず、私たちは無意識のうちにこのような考え方をしてしまう、ということを知る必要がある。

 

セルフハンディキャップという現象があることを知っていれば、自分がそのような状態になったときに気づくことができる。

 

気づくことができれば、後はどのように対処するかだけだ。

 

見て見ぬふりをするのもいいし、厳しく自分を律するのもありだろう。

 

大事なのは、セルフハンディキャップという現象を知り、それを認識することである。どのような選択を取るにしても、知っていて損することは何もない。

参考文献

セルフ・ハンディキャップーWikipedia